事の発端は10月15日。URL検査ツール内のインデックス登録リクエスト機能が停止
We have disabled the "Request Indexing" feature of the URL Inspection Tool, in order to make some infrastructure changes. We expect it will return in the coming weeks. We continue to find & index content through our regular methods, as covered here: https://t.co/rMFVaLht6V
— Google Search Central (@googlesearchc) October 14, 2020
上記はGoogleウェブマスターの公式Twitterアカウントです。
10月15日、Googleはインフラを変更するという目的で、searchconsoleのURL検査ツールから行うことのできる「インデックス登録をリクエスト」機能を一時的に無効にした旨を発表いたしました。
この時には、数週間後には機能が元に戻る予定との話でした。
そもそも「インデックス登録をリクエスト」機能とは
「インデックス登録をリクエスト」とは、サイトにページを追加、もしくはサイト内のページを変更した場合にsearchconsole内のURL検査ツールから「インデックス登録をリクエスト」することで、インデックスへの再登録をGoogleにリクエストすることができるものです。
注意点として、クロールには数日から数週間かかることがあり、同じURLに対して、何度インデックス登録をリクエストしたとしてもクロールが速くなるわけではありません。
リクエスト後しばらく経ってからインデックスステータスのレポートやURL検査ツールを使用してクロールの状況を確認するといいでしょう。
Google検索セントラル内の”URLの再クロールをGoogleにリクエストする”には下記のように記載されています。
注: クロールをリクエストしても、すぐにコンテンツが表示されるとは限らず、まったく表示されないこともあります。Google のシステムでは、高品質で有用なコンテンツをすばやく表示することを優先しています。
「インデックス登録をリクエスト」機能の無効による影響は?
Just for context, this does not affect normal crawling and indexing. In general, sites never need to use this feature (and most of them have never used it at all). https://t.co/nfOlB3w4kZ
— ? John ? (@JohnMu) October 14, 2020
この対応は、URL検査ツールからの「インデックス登録をリクエスト」の機能がなくなるだけであり、クローラーによる通常のクロールやインデックスは以前と同様に行われています。
インデックス登録がどのように行われているかなどの詳細は、Google検索セントラル内の“インデックス登録について”をご覧ください。
また、こちらのURL検査ツール「インデックス登録をリクエスト」の機能に関しては、普段から常用するようなものではなく、少ないURLを急ぎで再クロールしてほしい場合などに使用するものですので、特に大きな影響は無いと考えていいでしょう。
それでも再クロールが必要な場合は、“URLの再クロールをGoogleにリクエストする”を確認しながらサイトマップの送信などを行ってください。
現在の「インデックス登録をリクエスト」機能の状況は?
現在は12月、上記で紹介した“URL検査ツールの 「インデックス登録をリクエスト」をメンテナンスのために一時的に機能停止させる“という発表から2か月が経ちました。
機能の停止は数週間程度との話でしたが、現在の状況はどうなっているのでしょうか。
SearchconsoleのURL検査ツールを見てみると、「ページの操作が一時的に無効になっています。」というメッセージが表示され、「インデックス登録をリクエスト」の機能は使用できないままになっているようです。
年内には機能が復旧されるとの話だが…。
このような状況が続いている中、Googleのジョン・ミューラー氏はSMX Virtualでこの機能に関する質問に答えていました。
ここでジョン・ミューラー氏は、まだ修正は完了していないものの、ユーザーが復旧を求めていることは理解しているため、年内には復旧が完了するようにチームと連携して対応していると回答しています。ただ、12月4日にはGoogleアップデートもあったため、なにか別の問題が発見されればこちらの機能の復旧は後回しになるかもしれません。