2020年12月:検索結果変動の近況について
Later today, we are releasing a broad core algorithm update, as we do several times per year. It is called the December 2020 Core Update. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see this blog post for more about that:https://t.co/e5ZQUAlt0G
— Google SearchLiaison (@searchliaison) December 3, 2020
12月4日の未明、「December2020CoreUpdate」と呼ばれる大型のGoogleアップデートが実施され、12月17日にアップデートの展開が完了したようです。
これにより順位も影響を受けており、特に12月4日及び12月10日に大きな順位変動が見られました。
変動が見られたものは主に「医療系」「金融系」「美容系」といったYMYL系のキーワードであり、国内、海外問わず影響を受けているようです。
searchenginelandでは今回のアップデートによる変動を5月時の変動と比較し、1位~3位の変動幅が5月時よりも大きく、特に上位20位の変動幅は2倍以上になっていると述べています。
「Googleウェブマスターブログ」が「Google検索セントラルブログ」に
以前はWebmasterCentralとしてサイト管理に関わる情報をGoogleが公式に発信していたのですが、先日SearchCentralに変わりました。
この変更に伴ってウェブマスター向けブログ内に存在していたコンテンツがデベロッパー向けサイトである「Google検索セントラルブログ」へ移動しました。
PassageIndexingは12月中に導入された?
11月ごろには導入されるとの話があったPassageIndexingについて、今回のコアアップデートと同時に導入されたのではないかという噂があります。
この噂に関して、Googleのジョン・ミューラー氏が上記の動画であるオフィスアワー内で説明していました。
ジョン・ミューラー氏の説明をまとめると、「PassageIndexingが導入されたかどうかを知るすべがないので分からないが、基本的にはコアアップデートとその他の変更を同時に実行することはない」とのことです。
It is not.
— Danny Sullivan (@dannysullivan) December 23, 2020
上記の画像では12月23日の時点でも導入されておりません。また、2021年1月15日現在、続報もないため、未だ導入はされていないようです。
PassageIndexingとは?についてはこちら
アダルトコンテンツを扱っているウェブサイトはリッチリザルトを表示できない
「構造化データに関する一般的なガイドライン」によると、評論家レビューや商品ページに関して、アダルトコンテンツがリッチリザルトの対象外になると記載されています。
ただ、Googleのジョン・ミューラー氏は上記のオフィスアワー内で、「アダルトコンテンツを扱った場合、評論家レビューや商品ページに関わらずすべてのリッチリザルトから対象外になるはずだ」と説明しています。
多くのアダルト関連コンテンツを掲載していた”医療系サイト”がFAQリッチリザルトを失ったという報告もあるため、アダルトコンテンツだけを扱っているサイトでなくてもリッチリザルトの対象外と判断されてしまう可能性もある、と認識しておいた方が良さそうです。
SearchConsole「インデックス登録をリクエスト」機能が復活!
We're glad to announce that 'Request Indexing' is back to the Google Search Console URL Inspection – just in time for the new year! ?
Read more about how to use this feature in our Help Center ? https://t.co/m1KD0do5Oi pic.twitter.com/Mh0q2ShoYa
— Google Search Central (@googlesearchc) December 22, 2020
Google検索セントラルの公式Twitterからアナウンスがあり、SearchConsoleのURL検査ツールで利用する「インデックス登録をリクエスト」機能が使用可能になったことが報告されました。
今まで通り使用可能になったのみで、今回は機能の改善等はありません。
Google検索セントラルの公式Twitterは、「インデックス登録をリクエスト」機能に関する注意事項も同時に発信しています。
Reminders!
1. If you have large numbers of URLs, you should submit a sitemap instead of requesting indexing via Search Console.
2. Requesting indexing does not guarantee inclusion to the Google index – our systems prioritize the fast inclusion of high quality, useful content.
— Google Search Central (@googlesearchc) December 22, 2020
これによると、
1. URLが多数ある場合は、Search Consoleを介してインデックスをリクエストするのではなく、サイトマップを送信する必要があります。
2.インデックス作成をリクエストしても、Googleインデックスへの掲載が保証されるわけではありません。Googleのシステムでは、高品質で有用なコンテンツを迅速に掲載することを優先しています。
とのことです。
インデックス登録リクエスト機能は10月に一時的に使用停止になっていましたが、使えない状態が結果的に2か月以上に渡り続いていました。
サーチコンソール「インデックス登録をリクエスト」とは?いつまで停止するの?に関してはこちら