1月28日、Googleは「サーチコンソールでのドメインプロパティ登録」を勧めるメールを一斉送信しましたが、一部のユーザーには間違った内容のメールを送信していたようです。
The rest of the message remains relevant for those sites. We've paused the messages, but some may still be underway. We're sorry about the confusion this has caused. pic.twitter.com/ou65PHWhwd
— Google Search Central (@googlesearchc) January 27, 2021
最近、SearchConsoleのドメインプロパティを推奨するメッセージを送信しました。残念ながら、ドメイン名の先頭にいくつかの文字が欠落しているものが送信されました。これは私たちの側のバグによるものであり、メッセージに表示されているテキストURLにのみ影響します。
メッセージの残りの部分は、これらのサイトに関連したままです。メッセージを一時停止しましたが、まだ進行中のメッセージもあります。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
そもそもドメインプロパティとは?
ドメインプロパティとは、GoogleSearchConsoleにおいて「http」「https」や、「wwwあり」「wwwなし」、またはサブドメインなど、複数のドメインに関するGoogleからの通知や計測している数値をひとつのプロパティで確認できるというものです。
元々、複数のプロパティをまとめて確認するためには”プロパティセット”として複数のプロパティをまとめる設定をする必要がありましたが、利用者が少なく、この機能は2019年3月に廃止されました。
このプロパティセットに代わり登場したのが「ドメインプロパティ」機能です。
ドメインプロパティでは、従来のプロパティセットよりも簡単に複数のプロパティをまとめることが可能となっています。
では、どんなメールが誤送信されたのか
1つのプロパティで全データを表示できます。
Search Consoleですべてのプロパティ データを管理するために、さまざまなサブドメインとプロトコルを切り替えるのにうんざりしていませんか?ドメインプロパティを使用すれば、サイトのサブドメインとプロトコルの全バリエーションを1つのプロパティで確認できます。
ドメインプロパティでは、すべてのサブドメインとhttp/https/www/mバリエーションのデータとタスクが1つのプロパティにまとめて表示されます。新しく追加するサブドメインやプロトコルに関しても、ドメインプロパティに自動的に含まれます。ドメインプロパティの詳細をご覧ください。
ドメインプロパティでサイトを確認することで、プロパティ管理を簡素化できます。
このメールの最後に配置されているボタンをクリックすると、ドメインプロパティを設定できるページに遷移するのですが、「このプロパティへのアクセス権がありません」と表示されることがあるようです。つまり、ドメインの所有権を持っていないユーザーにまでこのメールを送ってしまっているのです。
それだけでなく、ドメイン名の数文字が抜けている状態で通知がくる場合もあるようです。
例えばドメイン名がcomix.co.jpだった場合、omix.co.jpやmix.co.jpをドメインプロパティに設定するように通知がくるというわけです。
I got one for https://t.co/ZsQdwLIcZU. I wish I owned that! pic.twitter.com/mB8nyaXyvF
— Barry Adams ? (@badams) January 27, 2021
上記で引用したものは、”r.comというドメイン名をドメインプロパティに登録してください”という旨の通知が来たようです。
対処方法は?
メールの内容は誤りがありましたが、今回の”ドメインプロパティ登録を促す通知”自体はミスではありません。
そのため、メールに記載されているドメインの所有権を持っていない場合には、この通知は無視してしまっても問題ありません。
メールに記載されているドメインの所有権を持っている場合には、ドメインプロパティを登録してもいいでしょう。
どちらにしても、今回の通知に関して”何かしないとインデックスやクロールに悪影響が出る”ことはありません。