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2020.11.20

【2020年10月】SEO関連ニュースまとめ

▷2020年10月:検索結果変動の近況について

SEMrushにて、順位変動が確認できます。

▼変動の原因は?

2020/10/1付近のアップデート後、インデックス削除の苦情が急増しました。
例えば、「4年以上トップだったメインページがインデックスから消えた」「1ページ目にランク付けされていたサイトが検索結果から突然消えた」「月曜日以降のトラフィックが大幅に減少している」といった現象が確認されていたようです。

Google公式によると、
①モバイルインデックス作成
②正規化(重複コンテンツを検出と処理)
以上の2つがインデックス削除の問題に関係しているようで、完全解決までは数日かかる模様です。

現状として、
▶正規化の問題の影響を受けたURLの約99%を復元済み
▶残りのケースについては1~2週間のうちに復元を行う予定
とのことです。

上記のインデックス削除の問題が影響し、10月は検索結果が安定せず、変動の多い月となっていると考えられます。10月の終わりにかけて変動は比較的落ち着いてきてはいますが、インデックス削除の問題は完全には解決していないようなので、動向を見守りましょう。

▷Googleマイビジネスに新しい属性が追加

Googleマイビジネスにおいて、健康と安全に関する新しい属性が追加されております。
スタッフの検温状況やマスク着用の有無、ビジネスのタイプによっては、会計時、レジ等に仕切板が設置されているかどうかといった属性もあるようです。

▷GoogleがAMPページエクスペリエンスガイドを公開

GoogleはAMPページエクスペリエンスガイド(AMP Page Experience Guide)というツールを公開しました。
これは、Google検索のページ エクスペリエンスランキングにおける、AMP ページのパフォーマンスを計測するツールです。
CoreWebVitalsに関する問題点等をはじめ、セーフブラウジングやhttps、モバイルフレンドリーについても検証し、改善策を提案してくれます。
AMP Page Experience Guide

▷URL検査ツールのインデックス登録リクエストが無効に

Googleウェブマスターの公式Twitterによると、インフラストラクチャを変更するという目的で、URL検査ツールの「インデックス作成のリクエスト」機能を一時的に無効にしているようで、その間は通常の方法でインデックス作成とコンテンツ検索を行うとのことです。
今後数週間でリクエストは可能になるとアナウンスされており、11月20日現在も無効になっております。

▷GoogleがPassage Indexingを導入することを発表

Googleが、ページ内の特定の部分をランキングの対象にできる、Passage Indexingというシステムを導入することを発表しました。
インデックスに関しては、今まで通りページ全体に適用されることに変わりません。このPassage Indexingにより、ページの一部分だけを対象にするランキング要素が追加されるということになります。
このシステムは11月中に英語検索内で適用されるとのことですので、続報を待ちましょう。

▷Googleはインデックスに関する2つの障害に対処中

Googleがインデックスに関する二つの障害に対処中であることをTwitterで公表しました。
モバイルとcanonicalに関わる部分でインデックスに障害が発生しているという状況で、これまでインデックスされていたページが外されてしまった場合、モバイルインデックスの不具合によるものである可能性があります。
現在、サイトオーナー側で何らかの対策を実施する必要はございません。

▷Googleオフィスアワーの情報まとめ

10月1日、11月5日に開催されたオフィスアワーにおいて、取り上げられた質問と回答をまとめております。

10月1日のオフィスアワーで回答のあった情報を抜粋

Q. robotsメタタグでnoindexが検出されたがサーチコンソールで何カ月たっても解消されません。
A.カバレッジレポートに表示されている日時が古い場合には再クロールを促しましょう。(URL検査ツールで「インデックス登録をリクエスト」を試してみる)

Q. 「そのコンテンツが画面内にスクロールしてくるまで描画させない」というcontent-visibility;autoの設定は不利になりませんか?
A. content-visibility;autoはChromium85で公開されたcss属性で、ページの読み込み速度改善に役立ちます。Googlebotは非常に大きいviewportを持っているため、おそらく問題ないが、URL検査ツールで検査してみるとよいでしょう。モダンブラウザでも対応しているものとしていないものがあるため考慮して実装してください。

Q.レンダリング直後にJS等でコンテンツを上書きする行為はクローキングに当たりますか?
A.実装方法と、何をどこまで変えるのかにもよります。
・エリアはどれくらいなのか
・メインコンテンツなのか、サブコンテンツなのか
初めて来るユーザーがクローラーと同じものを見ているのであれば、クローキングに当たらないと思いますが、何が一番コンテンツの最適化にあたるかは難しいところです。

11月5日のオフィスアワーで回答のあった情報を抜粋

Q. YouTubeやニコニコなどの動画を埋め込むことはSEOに効果がありますか?
A.単純に動画を載せるだけでは順位は上がりません。大事なのは動画があることによりコンテンツが理解しやすくなるかどうかであり、そのようなケースではユーザーからわかりやすいサイトだと評価され、長い目で見たときにサイト評価が高まる傾向があると考えられます。一方、自分のコンテンツがほとんどないのに他人が投稿した動画を利用してサイト評価を上げることは難しいでしょう。

Q.アンチスパムを切り、TOPページのサイトバナーを変更したところ、サイト名がおかしくなり検索順位にも出なくなりました。
A.このケースではハッキングされて改ざんされています。ハッキングされた際にクローキングやリダイレクトが行われることがあり、ユーザーが見たときに気づかないこともありますが、Googlebotには改ざんされた内容が見えているので、これがインデックスされてしまいます。HTMLやサーバーの設定ファイルなどから痕跡を確認しましょう。

Q.検索した際にスポーツクラブのエンブレムが反映されません。(スポーツプロチームからの質問で、試合結果等が表示される際のことを指しています)
A.検索結果として表示されるものではあるが、自然検索の機能ではありません。
専門の担当チームがいて、反映させるためにやりとりが必要なので、金谷さんのDMに連絡してほしいとのことです。

Q.企業ドメイン配下にメディアを作り、企業の事業内容と全く異なる分野のページを配信してもいいでしょうか。ペナルティを受けることはありますか?
A.みなさんが思うよりは効果が少ないと思います。ガイドライン違反かどうかはケースバイケースです。
企業ドメインなど強いドメインの配下に置いたという理由だけで順位が高くなるのであれば、ペナルティでなく適正に評価されるように変更を行うと考えられます。
気になるサイトがあればスパムレポートやTwitterのDMを通して報告してください。

Q. SPバージョンにパンくずを表示していないのに構造化データマークアップを行った場合、ガイドライン違反にあたりますか?
A.レスポンシブなどで、PCには表示しているのにSPには表示させておらず、対応に悩んでいる方がいることは理解しています。ガイドラインからすると理想的な状態ではないものの、手動または自動化された対策を受けているケースは見たことはありません。

Q. MovieObjectでサポートされるようになったregionsAllowedプロパティは、許可されない国ではリッチリザルトや動画検索に出てこなくなる、ということでしょうか?
A.営業上・ポリシー・法律上などの理由で動画を表示させない(or表示させる)国を指定する場合に使用するプロパティで、検索結果に取り入れて使う予定です。

Q.構造化データでマークアップしていてもタイトルや説明文は表示されるが、材料の項目だけ表示されません。
A.クオリティや実装に問題があるのではないため、そのまま投稿し続けてユーザーから選ばれるレシピサイトになるようにするとよいと考えられます。
ただしこのサイトでは、未来の日付で投稿されており、不信感をもたれる可能性があります。

Q.リッチリザルトテストツールでは正常に認識されるが、サーチコンソールでは「必須の構造化データ要素のエラー」という警告が出ます。
A.エラーではなく警告です。無視できるから表示しないということは公式ツールとしては難しいです。
リッチリザルトツールではリッチリザルト対象と診断されているので、表示させる目的では問題ありません。
CMSの仕様で理想的な実装ができないのであれば、CMSやテンプレート作成者にフィードバックするとよいと考えられます。
Googleのツール間で表示結果が異なることについてはプロダクトチームに共有しました。

Q.一時的に表示されていたよくある質問のリッチリザルトが表示されなくなってしまいました。
A.実装に問題はないが、実装したからと言って必ずしも表示されるわけではありません。(仕様の範囲内です)
リッチリザルトが表示される必要があるのか、表示されないことで問題があるのか確認するとよいのではないでしょうか。
また、別途よくある質問ページがあるような場合にはサイトの構造を考え直してみるのもよいと考えられます。

Q.上位表示しているサイトが突然消えて、1位か圏外かという状態になります。site:URLの検索でも消えます。
A.現象が確認できなかったが、起こりうると考えられます。
Googleは複数のサーバーで運用しており、サーバーの更新のずれはあるため、タイミングにより別のサーバーにつながることでが順位のずれが起きてしまうことがありうるが、1位と圏外という極端なことが起こることは考えにくいです。
9月のインフラの不具合が影響していた可能性もあります。
これに対して直接できることはないため、コンテンツ改善に注力していただきたいです。

検索順位を左右するGoogleの検索アルゴリズムは、コンテンツの「質」を重視する傾向が強くなってきました。

キーワード選定から構成、ライティング方法を習得し、Googleに評価されるコンテンツを作りましょう。

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